父が56歳(45年前)の時のことです。家のタンスの上には書物が並んでいて、その中に連合艦隊司令長官「山本五十六」の本がありました。
当時10歳だった僕は、その本の背表紙の「山本五十六」の文字を見て、てっきり父の事を書いた本だと思い込んでいました。
父ちゃん五十六歳=山本五十六
こんな図式が何故か出来上がってたのです。
「父ちゃんの本があるんだ、すごいな〜」
今となればなんとも稚拙な思考です。
今、僕は父と同じ年齢になりました。
天国の父はどんな風に見ているでしょうか。
父に叱られない生き方をしないといけません。
どちらかと言えば怖い印象が強かった父の数少ない笑顔の写真です。